11/21 福島競馬回顧

福島(ローカルの愛すべき天才・中舘英二)
 今週は丸山VS中舘のバトルが面白かった。結果は丸山3勝に対して中舘2勝で丸山の勝ちだったが、日曜日の「丸山が中舘を意識的に苦しめる」というレースは、特に競馬ファンのハートをガッチリ掴んだのではないだろうか。そんな丸山に一矢報いたのがメインRで、手応えは中舘劣勢の状況から勝ちを手繰り寄せるあたりは、精神的にも技術的にも中舘英二のほうがハイ・パフォーマンスというのを示してくれた例であろう。
 だが現実では丸山のほうが馬の質が圧倒していて、技術ではカバー出来ないほどの騎乗馬の実力差があるのが現状で、一般戦ではその傾向が顕著に出ている。これが減量効果といったところか。1Kの恩恵がこんなところに出てしまうのが今の中央競馬会である。
 今年の関東圏ローカルは昨日の開催で終了したが、「調教師転出」と言わず来年もファンに、そして若手のカベとしてもその存在感を示して欲しい。その仕事を十二分に全うした後でも美浦の馬房は沢山空いているのだろうから。
モエレ名誉教授(孤高の△)

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