日曜レース回顧‏

今週はやっぱり東京の回顧というか個人的な考察をしたいと思います。
先に断っておきますが、私はジャパンカップの馬券は一円も買っていないので、自分の馬券がという論調では語りませんのであしからず。
レースそのものの前に、今年のスミヨンについて一言。「粗過ぎる騎乗が目立っている。」去年は綺麗に抜けてきていたのが神憑り的騎乗と評価されていたが、今年は無駄にファイトしているのが散見されている。遠因には日本のトップジョッキーの相次ぐ怪我からのアンパイ競馬の蔓延などもあるだろうが、地方競馬でたまにある肘鉄レベルの強引な競馬をするジョッキーになっている(なってしまった)のは、彼のレースを全部見れば理解出来た。(暇があったらジャパンカップの日の他のレースを見てください。)
特にジャパンカップの日は、内で閉じ込められたのを強引にこじ開ける騎乗もあり、スローの馬群団子状態という欧州型競馬が前半戦に多かったのも特徴的な一日だった。
そしてジャパンカップ。
ブエナビスタの強さには疑う必要が無くなったのは衆知の事だろう。一枚次元が違う。その評価で間違いない。
で、問題の斜行だが「斜行の原因をはブエナビスタなのか?」を問題にしないのでしょうか?モエレ的にハッキリ申し上げますと
「ヴィクトワールピサが外に動いたことによる一連の斜行」に見える。
斜行のルールがハッキリしていないのは今に始まった話しではないので、基本的な大原則の話しでしたいのですが、加害馬と被害馬が直接のコンタクトで関係が成立すれば解り易いが、今回は一連の連動性を感じずにはいられない動きがあったのではなかろうか?少なくともモエレは新聞報道とレースVTRの2点からそのように思っている。連動性を否定した為にブエナビスタの降着という結果になってしまったのではないだろうか?
さて、この後は「小言」を言わせてもらいます。
今回の一件、JRA批判は必要ですか?あくまでも今回の事だけですよ。スノーフェアリーの話しと一緒に考えないでですよ。
モエレは全く批判する気にならないです。
まず、ジャパンカップだからと言って世界基準を求めるのがおかしい。主催者はJRAであり、競馬の仕様も日本の競馬なのだから、ルールも日本流でなければそれこそ公平が保たれない恐れがある。
そして、人気はあくまでも人気であり、全馬平等なのが公正競馬。人気馬が何着になろうとも厳正な審判が出来なければそれこそ胴元主導の八百長になる。
武豊ジョッキーが不利を受けたのは間違いない事実。直線での不利は勝負には致命的だが、生命の部分で考えたときに手綱を引かずに応戦して万が一の事故が起これば、ジョッキーの命に関わる事故に繋がりかねないし、当事者だけでなく、後方のジョッキーもリスクを背負ってしまう。ファンは事故があっても一瞬だが、当人は一生付き合わなければならない。
馬というのは元々真っ直ぐ走らない。それを真っ直ぐ走らせるのがジョッキーだが、疲れてくると補助を越えてヨレてしまう。G1レースは極限の舞台。故に苦しくなってヨレた可能性もある。
最後に、人間である以上間違いは犯すリスクはある。
有名人の中には「寿司屋の大将から競馬がつまんなくなったと言われて、それは聞きたくなかった」だとか書いておられるかたもいらっしゃるが、だから批判なのか?八百長ジャッチがよかったのか?京都大学はそんな短絡的理論構成を教える研究機関なのか?毎週競馬の「何を」見ているのか?
モエレはこの有名人の馬学が大好きなんですよ。馬券のアプローチも馬の見立ても。ちなみに新聞はお世話になってるし。だからこそ期待しちゃうのですが、今回は残念でした。と言っても次回はまたワクワクしながらブログを覗くんですがね。
ジャパンカップは色んな処に飛び火しましたが、
「日本馬は強い」
「今年のスミヨンは粗い」
「デムーロはダメになった?」
「結果は後味が悪かったがブエナビスタを横綱に認定しても問題なし」
「やっぱりJRAの裁定ルールは不透明だが、八百長チックなことはない」
ということが判った週だったのではないでしょうか。
ん?デムーロの話し???近いうちにでも書こうと思います。

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